森を見てから木を見るー知の判断と国防について

木を見て森を見ず

「木を見て森を見ず」という諺がありますが、逆に言えば、「森を見てから木を見る」のが知の判断手順ということになります。

「Aという判断をすると、Bというデメリットが生ずる。Bのデメリットはこれこれこれで大変だ、だからAを選んではならない・・・」というふうに、Bのデメリットだけ列挙して目がいってしまうと、

最悪、Bをも含めたA全体を失ってしまう危険性があるんですね。

木を見て森を見ず

それでは、AとBの面積(森と木)はどのように判断するのか。

これは、やはり重要度と緊急度だと思います。子どもが転んで怪我をした場合、まず止血することが先決であって、「この地面の凸凹が悪いのだから、市役所に電話して抗議しなければ!」というのは、やはり優先順位が違うんですね。まず、止血が先。

重要度と緊急度については、、例の『7つの習慣』の第三の習慣「重要事項を優先する」で言われている、「緊急ではないが重要なこと」の時間をとる、ということの兼ね合いはどうなるのか?という疑問が出てくるかもしれません。

しかし、ここで言われている「緊急ではないが重要なこと」の時間をとる大切さというのは、「緊急かつ重要なこと」を未然に防ぐための準備をしておきましょう、ということなのですね。

ビジネスで言えば、お客からのクレームの電話がかかってきたときは、やはり対応しなければなりません。ここで、「いやいや、緊急ではないが重要な『◯◯仕組み術』の本を読むのだから、電話には出ない」となったら、やっぱりマズいわけです。

そうではなく、一日の一定の時間を天引きして『◯◯仕組み術』の本を読む時間をとる。そのことよって知恵を得、「お客からのクレーム電話」が少なくなるような仕組みづくりについて徐々に手を打っていくということですね。

こうした「重要度・緊急度」で対処する、という観点では、人類史上最大の対機説法家、ゴータマ・ブッダ、釈尊が『毒矢のたとえ』で語っています。

これは、形而上学好きのマールンキャ・プッタという弟子が、釈尊に「宇宙は有限か無限か」「如来は死後も存続するのか」・・・等など抽象的な質問を畳みかけた時に、出した喩え話です。

毒矢が当たって怪我をした場合、まず治療・毒抜きが先決であって、「この矢はどこから飛んできたのか、矢の材質は?」などと詮索しては死んでしまうだろう、あなた(=マールンキャ・プッタ)は形而上学より基本的な修行態度をなんとかせい、ということです。

そういった、「森と木」の観点から言うと、

  • 憲法改正における緊急事態条項 

  • 原発再稼働

この2つはやはり必要だと思います。

安倍さんが若干、国家主義的な傾向が出てきているかな、というのは私も気づいていますが、そもそも国防の対応に不備が出るようでは・・・、いやいや。

ハッキリ言うならば、中国の自治区に置かれる(=植民地化)ような事態になったら、そもそも基本的人権など根本からありえなくなってしまうということです。

現在、中国ではウイグルやチベットなどの少数民族による国内暴動が年間、20万件から30万件の規模で発生しており、治安維持費があの莫大な国防費を上回っている(!)状態です

中国で暴動やデモをやるリスクは、民主主義国家内でやるのとは比較にならないくらいリスキーであるはずなのに、この頻発度合い。いかに中国共産党の支配が過酷なものか、窺い知れるのではないかと。つまり、基本的人権などそもそも「ない」ということです。

参考までに、中国の軍事戦略をまとめてみます。
「第一列島線」・・・九州〜台湾〜フィリピン〜ボルネオ
「第二列島線」・・・伊豆諸島〜小笠原諸島〜(中略)〜パプアニューギニエア
cf) 中国が引いた「第一・第二列島線 – 強引に海を渡ろうとする中国の真意」(東洋経済オンライン)

第一列島線・第二列島線
*左赤線:第一列島線、右赤線:第二列島線

要は、「第一列島線」からして、九州・沖縄は中国の領土という戦略なんですね。
この「第一列島線」から、さらに「第二列島線」へ進出するにあたり、要衝の地が尖閣諸島になっているのです。そういうわけで、色々な嫌がらせを行っているんです。

こういった危機感から、本年1月の台湾総統選では反中国で団結した蔡英文(さいえいぶん)率いる民進党が総統選で勝利しました。

台湾は御存知の通り、もとは中国本土から分かれてきた国民党が作った国家ですので、危機感をヒリヒリと感じ取れるのですが、問題は日本国民です。

いまだ太平の眠り・・・から、ようやく覚めつつある状況ですが、やはりまだまだです。

全体主義と言えば、ヒトラーが登場してからパリが占領されるまでの期間は、実にわずか6年。民主主義の国フランスがスキャンダル合戦にうつつを抜かしている間に、電光石火やられてしまったわけです。

ちなみに、イギリスのチャーチルは大戦中は文字通り挙国一致内閣を貫き、イギリスを守り通しました。
*参考までに書いておきますが、挙国一致・全体主義と言われている戦時中の日本は東條内閣の下でも総選挙を続けています。その国が全体主義か民主主義か、は「総選挙が行われているかどうか」で判断すれば良いと思います。

それから、原発について心配なのは、やはりシーレーンの確保です。いま、原発を止めて火力発電(=石油)に頼り、南沙諸島を封鎖された場合どうなるか?ということですね。やはり、大戦前のABCD包囲陣を連想しなければいけません。

このように、木の部分だけを見ていろいろ意見を言うこともできますが、今の日本にとっての「森」は何であるのか、見通して総合的に判断する必要があると思います。

知は内向化すると、「自己の探究」「普遍の真理の探究」となって現れますが、知が外向化すると、「世間知・知謀知略」となって現れます。

こうした外向化した知、すなわち戦略的思考ですね。個の問題としては経済繁栄も含めた自己実現でありますが、マクロの政治・外交の問題についてもやはり知の領分として今後も考え、発信してゆきたいと思います。

 

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