布施の種類(三施、無財の七施)

布施

布施というと、「葬儀のときにお寺にいくら包んだらいいのか」、なんてイメージがあるかもしれません。イオンがお布施を含めた葬儀の費用を明確化して物議をかもしたりしていましたね。

でも、本来の仏教用語での布施というのは、現代的に言いえば「愛を与えること」ということだったのです。もっと単純化して「善いことをする」と言い換えてもいいかもしれません。

釈尊は出家修行者もしくは在家であっても理解が進んでいる信者に対しては、無我や無常などの難しい教えを説いていたのですが、そこまで理解がいかない一般信者に対しては、施論・戒論・生天論(せろん・かいろん・しょうてんろん)を説いていました。

施論・戒論・生天論とは、簡単にいえば、「善いことをして悪いことをしなければ天国へ還れます」という実にシンプルな教えです。
*インドでは天国へ行くことも「生まれる」と考えます

これは以前、諸悪莫作・衆善奉行、プラス1 という記事で紹介した思想と同じですね。
もう一度、まとめてみます。

  • 諸悪莫作(しょあくまくさ)・・・もろもろの悪を作(な)すこと莫(な)く
  • 衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)・・・もろもろの善を行い
  • 自浄其意(じじょうごい)・・・自ら其(そ)の意(こころ)を浄(きよ)くす
  • 是諸仏教(ぜしょぶつきょう)・・・ 是(これ)がもろもろの仏の教えなり

こちらも超シンプルな教えです。最後の”是諸仏教”の説明で「これがもろもろの仏の教えなり」とありますが、ここの部分から「過去にも仏はいたのだ」という過去七仏の思想に行き着きます。ゆえに上記の言葉は過去七仏が説いた共通の教えということで、七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)とも言います。

では、布施には具体的にどのような種類があるのか。まずは一番シンプルなもので三施という思想があります。

三施とは、

  • 財施(ざいせ)・・・財物・衣類・食物を寄進すること
  • 法施(ほうせ)・・・仏陀の教えを伝えること
  • 無畏施(むいせ)・・・人々の恐れを取り除いてあげること

この3種類ですね。分かりやすいので説明は不要かと思います。

釈尊の時代は出家修行者は乞食(こつじき)をして生活しておりましたので、出家修行者は在家信者から食べ物の提供、つまり財施を受けておりました。反面、出家修行者は、在家信者に対して「布施行を実践する機会を与えている」という意味で法施の実践をしていたわけです。この点も三輪清浄(三輪空寂)の記事で解説いたしました。

三施以外の考え方として、財物がなくてもできる布施行として「無財の七施」という考え方があります。これは例の六波羅蜜の布施波羅蜜(ふせはらみつ)の内容ということになります。

  • 眼施(げんせ)・・・やさしい眼差しで人に接する
  • 和顔施(わげんせ)・・・笑顔で人に接する
  • 言辞施(ごんじせ)・・・柔らかい言葉遣いで人に接する
  • 身施(しんせ)・・・身体を使ってできることで人に接する
  • 心施(しんせ)・・・柔らかな心で人に接する
  • 床座施(しょうざせ)・・・座る場所を譲る
  • 房舍施(ぼうじゃせ)・・・泊まる場所を提供すること

というわけで、またぞろぞろと漢字が出そろってきましたが(笑)、

要は、布施というのは、「他人のため、社会のため、神仏のために自分ができうる善をなしていくこと」ということになりますね。

・・・と、ここまでの解説はgoogleれば他にもいくらでも出てきます(いつもの調子ですね)し、たいていが道徳的な説明になっております。

それでは、スピリチュアル的観点から、布施の本義とはいかなるものであるのか、ということを考えてみましょう。

まず、布施とは「愛を与えることである」と冒頭に述べましたが、最大の愛を与えている存在は他ならぬ神仏ということになります。そして、神仏に近づいてゆくのが本当の意味での出世であり成功である、とスピ哲では繰り返し述べておりますね。

ゆえに、布施をするのはそれが善いことだからする、というのはいわば道徳の範疇ですが。

スピリチュアル的に観察すると、布施(愛を与える)という行為をしたまさにその瞬間にあなたが神仏に近づいている(=本当の成功)ということ、これが最大の見返りなんです。ゆえに、与えた瞬間に与えられている、ということになるんですね。

それから、布施にはいろいろな種類があるということを前半に述べましたが、実は、最大・最強・最勝の布施は法施なんです。ここを常に意識しておくと、あなたの霊格を飛躍的に高めることができます。

法施とは、仏陀の教えを伝えること、もっと広く言えば、真理知識を伝えること、ということになります。

この世では宗教は何やらアヤシイということで、特に日本では宗教家は隅っこにいるようなイメージですが、天上界では真逆でありまして、菩薩(天使)以上の境涯のスピリットの多くが宗教家、あるいはもう少し広く言えば、思想家・スピリチュアリスト、という人口構造になっております

なぜこうなっているかというと、

人間の本質は魂(スピリット)であり、その本質部分を善導する仕事(布施)が最も価値ある仕事ということになるんですね。ゆえに、法施こそが最大・最強・最勝の布施行ということになるんです。

多くの方は、職業として宗教家やスピリチュアリストになるというわけにはいかないと思いますが、

ふだんの生活や仕事の中で、人と接する中でできうる限り、真理価値の高い言葉・行為で接していくこと、それがあなたにとっての最高・最大・最勝の成功に繋がっていくのだ、ということを心に留めておくといいですね。

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