業・カルマの意味は、結局、習慣論に落ち着く

カルマ

前回の記事で、「声聞は「広く真理知識を求めるという思い・行為が、心の癖・傾向性にまでなっている」ということになる」と述べました。

少し、分かりにくかったかもしれませんが、要するに、菩薩界の直前に阿羅漢(声聞、縁覚)という言わば、「菩薩(天使)研修生」の段階があり、この研修生の段階へは、今世の人生からスタートしても十分に到達することが可能である。そのためには、真理を求める気持ちが心の癖・傾向性にまでなっていなければならない、ということなんです。

そして、菩薩(天使)研修生の段階は、広い意味で、菩薩(天使)を名乗ることも許されているということです。

ところで、心の癖・傾向性と言えば、広く、業・カルマに関わってくるトピックです。

参考記事:「十二因縁(十二支縁起)と業(カルマ)

現代では、業とかカルマ、という言葉のひびき自体が非常に、マイナスイメージになっていますよね。なにかしら、運命論というか、「どうにもできないものなのだ」というイメージがあります。

でもね、仏教は基本的には運命論の立場はとらないんです。

縁起を見るものは法を見る、法を見るものは仏を見る

という仏典の言葉がありますが、仏法の基本は、やはり縁起の理法、すなわち、原因結果の法則にあるんです。原因結果の法則ということは、「自ら蒔いた種は自らが刈り取らねばならない」という自己責任の原則に落ち着くんですね。

そういう意味では、運命論とは真逆なんですよ。

つまり、業・カルマというものも、過去世において自らが蒔いた種を今回の人生で刈り取る、という原因結果の法則に落ち着くというわけですね。

それでは、どの程度のものが業・カルマになるのか、という問題があります。

これは、

  1. 魂に刻印されるくらいインパクトのあるもの
  2. 魂の癖・傾向性になっているもの

と定義できると思います。1.も結局、「インパクトのある」ものだからこそ心の傾向性になるんだ、という意味では、結局、2. の「魂の癖・傾向性になっているもの」ということに収斂されることになります。

つまり、私たちは、「何が自分の心の癖・傾向性になっているか」に着目することが大事だということになります。

ところで、癖とか傾向というのはどのように出来上がってくるかというと、結局、それは”習慣”ということになります。

ということは、良いカルマを作るためには、良い習慣を作ればいい、ということになりますね。

上智大学教授の碩学、渡部昇一先生も折に触れて、「国家の盛衰は習慣論の本が出版されているか、読まれているかにかかっている」といった趣旨のことを述べられています。

実際に、イギリス、19世紀の大英帝国の時代はサミュエル・スマイルズの『自助論』がよく読まれていましたし、日本の明治維新後は、中村正直が『自助論』を翻訳した『西国立志編』がよく読まれていました。日本が、アジアで唯一、欧米列強の植民地化を跳ね返す力を持ったのは、自助論、すなわち、セルフ・ヘルプの精神が源泉になっていたんです。

そして、自助論というのは、すなわち”良き習慣論”ということに繋がってくるんです。

そういう習慣論の文脈でいうと、阿羅漢の境地、菩薩(天使)研修生になるためには、真理知識を求める心、腑に落とす行為を習慣化することが大事である、ということになりますね。これこそが、ベストな業・カルマということになります

ベストな業・カルマを作り上げるには、どうすればいいか。

それは結局、いかに習慣化するか、という工夫にかかっているとも言えますね。

そういう意味で、抹香臭いと思われるかもですが、仏壇を設置して毎日決まった時間にお経を読む、というのも大事だな、と思います。あるいは、決まった時間に「主の祈り」を唱えるとか、そういうことですね。

あるいは、真理価値の高い本を一日の一定の時間読むことを決めてしまう。

一定の時間をとにかく瞑想に充てる。

こういうことを、「やらないと気分が落ち着かない」というレベルまで習慣化していくことですね。

よく、3日・3週間・3ヶ月、と言いますが、経験的にも三ヶ月続けると、たまたまサボってしまった日は何となく自分に対して気まずい感じがします。

この「気まずい感じ」になるのがとても大事で、人間ですからやはりサボってしまうことがあるわけですよ。でも、サボったあとが勝負なんです。笑

むかし、「戒律は破ったあとが勝負だ」と言った友人がいました(笑)が、今更ながら、それは真実だな、と思うわけです。

そういうわけで、

菩薩(天使)予備軍、つまり広義の菩薩(天使)を目指すならば、いかに良い業・カルマを作るかが大事である。そして、それはやはり習慣論にかかっているので、習慣化するための工夫が生命線である。

という結論になりますね。

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