ヘーゲルの弁証法を中学生にもわかるように説明したい

円筒形

西洋哲学のなかでもウルトラ難解で知られる
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
(18c後半〜19c)の弁証法です。

なぜこれを解説したいかというと、
2020年以降の新文明を理解するために
最適のツールになる、と思えるから。

また、個人や社会、国家、大きくは
宇宙がどのような意図で、どのような経緯で
発展していくか、を理解するのにも最適と思われます。

***

以下、Wikiの解説を引用させて頂いた「弁証法(的)論理学」ですが、
とりあえず、読むのが面倒な方はすっ飛ばしていいです。


「弁証法(的)論理学」

ヘーゲルの弁証法を構成するものは、ある命題(テーゼ=正)と、
それと矛盾する、もしくはそれを否定する反対の命題(アンチテーゼ=反対命題)、
そして、それらを本質的に統合した命題(ジンテーゼ=合)の3つである。

全てのものは己のうちに矛盾を含んでおり、
それによって必然的に己と対立するものを生み出す。
生み出したものと生み出されたものは互いに対立しあうが(ここに優劣関係はない)、
同時にまさにその対立によって互いに結びついている(相互媒介)。
最後には二つがアウフヘーベン(aufheben, 止揚,揚棄)される。

このアウフヘーベンは「否定の否定」であり、
一見すると単なる二重否定すなわち肯定=正のようである。
しかしアウフヘーベンにおいては、正のみならず、
正に対立していた反もまた保存されているのである


***

まず、画像にあるような円筒形のコップをイメージしてください。

ココにAくんと、友だちのBくんがいます。
AくんとBくんが住んでいる村では、
まだコップというのが普及していないのです。

生まれて初めてコップをチラ見したAくん。
コップを真横から見て、
『なるほどー、コップというのは長方形なんだ』
と納得します。

そして、同じく生まれて初めてコップをチラ見したBくん。
Bくんは、たまたまコップを真上から見たので、
『へー、コップっていうのは、円形なんだね」
と理解します。

友だちであるAくんとBくんは、初めて見たコップの
感想を述べあいます。

Aくん:「コップって、長方形なんだねー」

Bくん:「いやいや、コップは円形でしょうー」

Aくん・Bくんの内面:(はあ?( ̄◇ ̄;)こいつの観察力はどうなってんの?)

と、意見の対立が出ます。

そこで、AくんとBくんは、村長さんのところへ行って、
もう一度、コップを見せてくれるように頼みました。

まじまじとコップを観察したAくんとBくん。

コップというのは平面ではなくって、立体なんだと
まず気づきます。

そして、その立体のカタチは……そう、

円筒形

ということに気づきました。

村長さんは言いました。

「そうそう、
ふたりとも間違ってたわけじゃないんじゃよ。

横から見ると、長方形に見えるし、
上から見ると、円形に見えるわな。
でも、全体を見ると、円筒形ってことなわけじゃ

AくんとBくんは、それぞれの意見が間違っていたわけではなく、
円筒形だったんだー、ということでコップの認識を新たにして
仲直りをしましたとさ。

ちょん!

***

上の例で言えば、

「コップは長方形である」という見方を、”正(テーゼ)”とします

すると、

「コップは円形である」という見方は、”反(アンチテーゼ)”となります

そして、

「コップは円筒形である」という見方が、”合(ジンテーゼ)”となるわけです

テーゼとアンチテーゼは一見、対立していました。

そして、
その対立の原因は、AくんもBくんもコップを平面で見ていた、
ということに由来します

ところが、コップを立体で見ると、
対立は解消しますね。
ふたりとも各々、一面的には正しかった。

***

もうお分かりかもしれませんが、

この、正(テーゼ)ー 反(アンチテーゼ)の対立を
解消した、合(ジンテーゼ)のキモはどこにあるか?

2次元平面のレベルでは対立していた意見も
より上位の次元、すなわち、3次元立体で見ることによって、
解消されたというところにあります。

つまり、これが次元上昇(アセンション)なんです

AくんもBくんも2次元のレベルでは意見が対立していたけど、
ひとつ上の、3次元の見方を取り入れることによって、
対立は解消され、より上位の認識を持つことができた、
ということですね。

このスピ用語でいうところの次元上昇(アセンション)を
弁証法の用語では、止揚(アウフヘーベン)と言います

***

繰り返しますが、AくんもBくんも本質的には間違っていたわけではない。
2次元平面から見たら、という仮定ではふたりとも正しかったのです。

ただ、3次元立体の見方をとりいれる(1次元分上昇している
=アセンション)ことにより、対立は解消され、各々の
2次元的な見方(本質部分)は保存されながらも、
より上位の認識に至ったわけです。

この、”本質は保存しつつ、より上位の認識に至る”
というのが、弁証法理解のキモであります

つまり、”合(ジンテーゼ)”というのは、単に、
対立する2つのものを足して2で割ったわけじゃあないんですね。

結論をひと言でまとめると、

”正(テーゼ)と”反(アンチテーゼ)”を、
次元上昇させることによって対立を解消し、
認識の高まりを得ること。
これをもって”合(ジンテーゼ)”
という。
ってことになります

***

次回は、この弁証法を使って、次代(2020年以降)の文明が
いかなるものになるか、ということを述べてみたいと思います。

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2 件のコメント

  • Wakkaさま
    お返事遅れて申し訳ありません!
    引用していただけるとのこと、ありがたいです^^
    よろしければ、サイトなど教えていただければ嬉しいです!^^

  • 突然のコメント失礼致します。
    私はWakkaと申します。
    今回の記事を興味深く拝読させて
    頂きました。
    そこで大変差し出がましいお願いなのですが、とても深く心に響いた部分を、私自身の個人的なブログの検証記事を裏づける考え方として
    引用させていただければと思いコメントさせて頂きました。
    何卒よろしくお願いいたします。

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