認識論ー対人関係にも生かせる哲学

認識論…また何だか小難しい感じになりそうですが、
「人はいかに事物を認識するのか」ということを
理解しておくと、対人関係などにも生かすことができます。

そして、ついでに哲学の基礎のひとつをマスターできるという、
一口で2度美味しいトピックスです。

***

さて、僕らはどのように物事を認識しているのでしょうか。
これを対人関係を例にとって考えてみます。

ここにAくんとBさんがいます。
BさんはAくんが歩いてくるのをみて、
ニコっと笑ったとします。(^^)

AくんはBさんが笑ったのをみて、
いろんなことを感じる可能性がありますね。

「にこやかに挨拶してくれて嬉しいなあ」

とか、

「借りてるお金を返してくれってことなんじゃ?」

とか、

「僕に気があるに違いない!」

とか、

いろいろありえますね。

同じAくんとBさんなのに、なぜこのような
思いの違いが表れてくるのでしょうか?

それは…

簡単に言えば、Aくんの”受け取り方”が様々で
あるからですよね。

それでは、なぜ受け取り方が様々であるかというと、

その時々のAくんの感情や価値観によってフィルターが
かかっているからです。

言い換えれば、AくんとBさんの間には、
相手を(相手のしぐさ、言葉などを)どのように
認識するかという、”認識”の世界が存在するというわけです

***

図式として整理してみます。

通常は、

 Aくん ←←← Bさん(笑顔)

というふうに、AくんとBさんはダイレクトに
関係性があると思いがちです。

ところがそうではなくって、

 Aくん ← 認識(Aくんのフィルター)←← Bさん(笑顔)

といったふうに、AくんとBさんの間には”認識の世界”が
存在しているというわけです。

このことをまずは知識として知っているだけでも、
対人関係はだいぶ変わってきます。

つまり、

Aくんは、Bさんの笑顔に対して、
「お金返してくれってことじゃあ?」
といったんは思ったとしても。

”認識”のフィルターがかかっていないか?
と内省してみることによって、

より簡単にいうと、「自分の受け取り方が
正当なものだったか?」という内省をすることによって、
自分の思いを修正する余地ができるということですね。

***

上の例は、すごく卑近な例をあげましたけど、

このように、主体(上の例ではAくん)と客体(上の例ではBさん)
の間に、”認識”の世界がある、ということに、特に注目したのが
西洋哲学では、カントという人です

カント哲学では、上記の”認識のフィルター”のことを
”認識の形式”と、さらに小難しい用語で説明しております。

そして、客体(Bさん)の本当の有り様を、「物自体(ものじたい)」
という用語で説明しています。

つまり、

人は物自体を認識することはできない。
なぜなら、認識の形式を通過せざるを得ないから

というのが、カントの認識論の基礎です。

まあ・・・相当、ざっくり言うと、なんですが。笑

***

でもでもまあ、上記のことを知識としてでも
知っておくとだいぶ賢くなります。

対人関係だけではなく、社会問題・政治問題に対しても効きます。

街頭演説で「大企業にもっと増税を!」と聞いた時、
「そうだそうだ!」と思ってしまう自分があったとして。

家に帰ってから、
「自分はまだお金に対して色をつけてみていないか?」
「金持ちがズルいというのはどこかに嫉妬心が入っているのではないか?」

というふうに、
<認識のフィルターで変換してないか?>
という内省が入る人は、無反省にそのまま行ってしまう人に比べて、
知的レベルが一歩も二歩も三歩も、
いやいや、相当、前進している人だと思いますね

人間関係で、しょっちゅう、いろんな人とくっついたり
離れたり、信じていたと思ったら、裏切られた…とか
そういう不安定な方は、たいてい、この”認識の世界”に思いを致していない人です

つまり、相手からある信号を受け取って、その自分の受け取り方に
まったく反省が入らないわけですね。

***

次回は、この認識論について、
また別の視点から検証してみます。

 

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