キリスト教の世界宗教化とギリシャ・ローマ系の神々の関わり

ギリシャ・ローマ

わずか3年余りの伝道期間と十字架の処刑、その際に弟子たちもほぼ離散…という状況で、キリスト教が世界宗教にまで広がったのは、歴史的にふつうに考えても驚くばかりです。

在世時に数千人の信者と大教団を運営し、当時のインドの2大強国、マガダ国とコーサラ国の国王の帰依さえ受けていた釈尊とはかなり対照的ですね。

また、キリスト教は教えの厚みが不十分で、有り体に言えば欠陥もあります。

  1. 転生輪廻の思想がない。
    *転生輪廻の重要性については、「輪廻転生(リインカーネーション)を信じることの効能」参照
  2. あの世とこの世の関係性、構造論が不明確
  3. ゆえに修行論が不十分
  4. キリスト教でなければ救われないという偏狭さ

などが挙げられます。

私が、イエス・キリストを真実の救世主と認めながらも、スピ哲ではほぼ仏教理論を採用しているのには、こうした理由があるんです。

そこで今回は、キリスト教の世界宗教化への歩みを超ざっくりと考察してみたくなりました。

  1. 原始キリスト教〜ローマ帝国による国教化
  2. (暗黒の?)中世/十字軍
  3. ルネッサンス〜大航海時代
  4. 宗教改革

1 . 原始キリスト教〜ローマ帝国による国教化

ローマ帝国はいわゆる五賢帝の時代で最盛期を迎えることになります(ちなみに、五賢帝の最後の皇帝がストア哲学者としても有名な、マルクス・アウレリウスです)。
*アウレリウスに関しての記事は
コチラ

この五賢帝の時代は政治・経済・文化・思想の面でも爛熟期を迎え、ある意味、現代の日本に状況がよく似ているかもしれません。「衣食満ち足りて礼節を知る」ではないですが、とりあえずは日々食うに困らない状況で、人々は自己実現であったり、あるいは自由闊達な文化や思想に夢中になる余裕があったわけですね。

このあたりに、後に異端とされるキリスト教グノーシス主義がありまして、ここは超重要なので別の記事で書いてみたいと思います。

キリスト教徒は闘技場で虐殺されたり随分と迫害を受けてもいますが、次第に無視できない勢力に伸長し、313年のミラノ勅令で信教の自由が保証され、392年にはテオドシウス一世によってローマの国教となります。

ちなみに、五賢帝の時代以降、キリスト教勢力が拡張して、次第にキリスト教側が「異端」を迫害する側に回るまでの過程は、『アレクサンドリア  』(レイチェル・ワイズ 出演)という映画によく描かれています。この映画の前半部分は、先の五賢帝の時代の自由闊達な風潮の残滓があって(つまり、自由に哲学を追求したりする風潮)、個人的に懐かしい感じがします。笑

ローマ

492年西ローマ帝国の滅亡をもって西洋史では古代の終わりとなります。

2.(暗黒の?)中世/十字軍

中世/十字軍の時代(といってもずいぶん長いですが)におけるキリスト教の達成として注目されるはアウグスティヌストマス・アクィナス(ともに聖人)による教義の体系化ですね。

ただ、前述したように、キリスト教の教えがあまりに薄いので、アリストテレスの哲学を援用して教義の体系化を進めていきます。アリストテレス哲学の導入にあたっては、十字軍によるイスラム世界との接触が大きいでしょう。当時はイスラム世界のほうが先進国でアリストテレスなどギリシャ哲学の研究が進んでいたのですね。

ただそれにしても、いわゆる「暗黒の中世」と言われていますが、少なくともキリスト教世界が先進地域にはなり得なかったのは事実です。アウグスティヌスもトマス・アクィナスも天上界では智天使的な存在だと思われますが、こうした巨大な智天使の力をもってしても、キリスト教をメジャー化することは難しかったということですね。

これは仏教の興隆がそのまま、国家の興隆にLINKしていた事実とは対照的です。

  • 紀元前3世紀のアショーカ王(マウリヤ朝)の時代のインド:仏教興隆
  • 紀元6世紀〜9世紀:隋・唐の中国:中国仏教(大乗仏教)の興隆
  • 紀元8世紀末〜12世紀〜平安時代の日本:密教興隆

中世末期には東西教会が分裂し、東ローマ帝国(祭政一致)に対抗する意味で、ローマ教皇はフランク王国のカール大帝にローマ皇帝の冠を授けます。その後、紆余曲折があって、現在のほぼドイツ・オーストリアにあたる地域が神聖ローマ帝国となり、ローマ教皇と世俗的な権力争いを繰り広げることになります。

3. ルネッサンス〜大航海時代

注目すべきはやはりルネッサンスです。「文芸復興」とも言われますが、つまりは「ギリシャ・ローマの古典古代に還れ」という運動ですね。

地上世界でそうした運動が起こるときは、天上世界で計画されているケースがほとんどです。そういう意味で、この世とあの世は密接にリンクしているともいえます。

つまり、「ギリシャ・ローマの古典古代へ還れ」という運動の背景には、ギリシャ・ローマ系の神々、天使たちが計画し、実際に肉体を持って多数、地上に降り、ルネッサンス運動を進めていったという面があるのです

ルネッサンスによる人間性の開放、つまりはギリシャ・ローマ的価値観の復興により、ヨーロッパキリスト教世界はようやく世界宗教化への足がかりを掴むことになります。

17世紀には哲学者デカルトが精神と物質の二元論を説き、

 精神(人間)→→→物質(自然)

という図式によって、その後、「自然」は征服される対象になり、科学技術発展の契機になります。また、イギリスでは、フランシス・ベーコンが経験論哲学を説き、帰納法的な方法論(実験精神へ繋がる)によって、こちらも科学的な精神の発展の基盤を築くことになります。

ちなみに、デカルトもフランシス・ベーコンも智天使系統の方々です。

こうした科学技術の進展が、ヨーロッパ世界とその他の世界との技術格差を産み、西欧列強によるアジア・アフリカ・アメリカ大陸の植民地化が進んでいくことになります(これは太平洋戦争終結後までは続いていくことになりますね)。

こうした現世的な国力の充実が、スピリチュアルなもののメジャー化にいかに大きく連動しているか、ということにも注目していくべきですね。

4.  宗教改革

少し戻って、宗教改革の成果、ルターによる聖書主義(聖書をドイツ語に翻訳して一般に開放した)はつまり知の開放ですね。それから、カルバン以降のプロテスタンティズムと資本主義の精神の結びつき、これも実に大きい。参考記事:「資本主義はプロテスタンティズムとセットであるべき

結局、小論で何が言いたいかというと、

  1. キリスト教はそれ自体の力では世界宗教になることはできなかった(でも、智天使けっこう頑張った)

  2. 仏教と違って、キリスト教の興隆と国家の興隆は一致していない

  3. キリスト教が世界宗教化した端緒はルネッサンスにあり。スピリチュアル的に見ればギリシャ・ローマ系の神々/天使たちの働きが大きい

ということです。

 

 

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