生まれてくる意味と目的って何だろう? –⑤菩薩界へ還るための公式

智慧と慈悲

前回までの復習

まずは、前回までの話を振り返ってみます。論理的につながっていますので、余裕のある方はチェックしてみてくださいね。

生まれてくる意味と目的って何だろう? – ①「断常の中道」

生まれてくる意味と目的って何だろう? – ②波動理論

生まれてくる意味と目的って何だろう? – ③地獄からの脱出法

生まれてくる意味と目的って何だろう? –④なぜ輪廻しているのか?

それぞれの内容を要約しておきますと…、

  1. 人間の本質は、「アイデンティティのあるエネルギー存在である」。肉体がなくなると、エネルギーだけの次元へ移行することになり、それが「霊界」と呼ばれている。霊界の存在を前提にすると、生き方を考え直さざるを得ない。
  2. エネルギーは一定の波動を発しており、波動が似通った者同士が「世界」を作り上げている。これがいわゆる、天国と地獄であり、また、天国と地獄のなかでも、多くの階層構造になっていて、かつ、縦割り(=趣味・趣向・価値観によって棲み分けている)の構造もある
  3. したがって、地獄へ落ちても「永遠の業火」に焼かれるわけではなく、自らの波動を精妙なものに変えていくことによって、地獄から脱出することが出来る。そのために、真理を知ることが大事。また、こうした真理を伝えることが菩薩行になる
  4. 実在界は、「気が合う人」とずっと一緒にいるので、居心地が良い反面、刺激が少なく、飽きる側面もある。そこで、新しい刺激・出会い・知識・経験・スキル…など見聞を拡げるために、ときおり地上へ生まれ変わる。悟っても「学び」や「人々への導きの菩薩行」のために、輪廻転生はある。

ということでした。

凡夫と真理を知っている人の輪廻転生の違い

「地上で新しい経験を得るために」「過去世からのカルマの修正のために」地上に生まれ、そして新しい地上生活を機により高い霊域に還ることこそが、まさに「生まれてくる意味」ということになります。

ただ、凡夫という言葉を使っていいかどうか分かりませんが、この場合は、「真理を知らない人」ということですね、

そういう方々の輪廻転生を見ていると、だいぶ効率が落ちることは事実です。

効率が落ちるだけならまだしも、地上に生まれるたびに霊格を落としていくケースもけっこう多いです。

やはり、「魂の真実や輪廻転生の意味」を知らないと、手探りで人生を歩んでいるようなものですから、

結局、前回の人生と同じようなことをしてしまったり、あるいは、さらに(マイナスの)カルマを悪化させていくこともあります。

まあこれでも、永遠の輪廻転生のなかでは、「それも学びのうち」ということにもなるわけで、

人はやっぱり経験してみないと、なかなか腑に落ちないですからね。

繰り返し、地獄に堕ちているうちに、なんだかなあ…という気分になってきて、「もうこういう生き方はうんざりだ」ということを自覚し始めます。

そういう意味では、何度失敗しても、「永遠」という視点から見れば、すべて経験値として蓄積され、善に転化していくと言うことはできます。

実は、老荘思想などの「ありのまま」「あるがまま」というのは、ここまで洞察しなければ、腑に落ちてこないんじゃないかと思います。

老荘思想は一種の「余裕の哲学」ですが、結局、「永遠」という視点から見れば、そんなにあくせくしなくても、あらゆる経験はプラスに転じていくのだから、焦らなくて良いのだよ、という教えなんですね。

ただ、やはりできることなら、「今回の人生でも幸せに生きたいし、来世も幸せな世界に還りたい」というのは人情ですね。

そして、そのために真理知識が必要になってくるわけです。

というか、人界(天国でも人間的な世界)や天界以上の世界を超えて、加速度的に進化した世界、つまり菩薩界へ還るためには、真理知識は必須科目といっても良いでしょう。

*実在界(あの世)の階層構造については、こちらの記事をご参照ください。

「仕組み」「ルール」を知っているからこそ、最大限に人生を活用することができるからです。

その「仕組み」「ルール」が真理知識ということになります。

霊格を上げていくための公式とは?

さて、それでは、実際に今の人生を契機に自らの霊格を上げていくこと。生まれる前にいた世界よりも、より高い世界へ還るためにはどうすれば良いのか?という話になります。

これは僕が勝手に作った公式なのですが、簡略に書くとするならば、

 智慧×慈悲=霊格(仕事量)

ということになります。

縦軸に智慧、横軸に慈悲を置いて、4角形の面積を想像すると分かりやすいですかね。

西洋的に、

 知×愛=霊格(仕事量)

と表現しても良いです。

たとえば、慈悲の思いと実践がいかに大きくても、智慧がなければ、すなわち、実際には人々を不幸へ導くような「知」になってしまっているのであれば、

これは実践すればするほど、仕事量としてはマイナスになってしまいます。

逆に、智慧がたしかなものであっても、一生、山の中で庵を結んで誰とも会わず生涯を終えるのであれば、これは何ら影響力を発揮することがなかった。つまり、慈悲がほぼゼロに近い、ということで、四角形の面積は小さくなってしまいますね。

それゆえに、

まず、慈悲の思いが純粋であること、が問われます。

次に、智慧が真理知識に裏打ちされた確かなものであること、が大事ですね。

そして、その智慧を持って、多くの人に良い影響を与えていく実践(=慈悲の実践)ができればベストということになります。

これが、四角形の面積(=霊格、仕事量)を最大化していくための基本的な考え方になります。

「智慧の質」、「慈悲の質」がさらに大事であるということ

さて、

智慧においては、もっと一般的な、この世の進化に役立つような知識でももちろん良いわけです。

それを拡げていけば、もちろん、智慧×慈悲の実践にはなりますね。

これが実際は、いわゆる「普通の仕事」ということになります。

この世の仕事というのはたいていは、世の中の利便性のために奉仕する、その対価として金銭を受け取る、ということになります。

これであっても、(正当な仕事であれば)もちろん、十分に良く人生を生き切ったということになります。

が、

これだけでは、菩薩(天使)の世界へは還れません。

やはりここは、「智慧の質」が問われている部分なんですね。

すなわち、智慧は智慧でもより深い智慧といいますか、、

「知恵」と「智慧」の違いと言ってもいいかもしれませんが、

やはり、単なるこの世の利便性に奉仕する知恵よりは、人間の本質部分である魂(アイデンティティのあるエネルギー存在)についての智慧のほうが、比べ物にならないくらい価値が高いわけです。

この世のものはすべて過ぎ去っていきますが、魂の部分は本質的かつ永遠のものですからね。

なので、「智慧の質」ということで言えば、「真理含有率の高い智慧」ということが大事になってきます。

そして、それがあったうえでの智慧の量ですね、量が増えればもちろんよりベターなのは言うまでもありませんね。

慈悲については、「その思いがどれだけ純粋であるか」がまず問われ、次に、「慈悲の実践がどれだけ多いか」というマターになってきます。

ここでもやはり、質→量へ、という順番になっているわけですね。

このように考えていくと、

(智慧の質×量)×(慈悲の質×量)=霊格(仕事量)

というふうに、さらに公式を詰めていくことができます。

前回も申し上げましたが、天界より上の世界になってくると、宗教家・思想家の人口が多い、というのは、この公式からもお分かりだと思います。

これはまず前提として、魂に関わる仕事は、智慧の質が圧倒的に高い、というのがその理由ですね。

まあ、智慧が先か?慈悲が先か?ということについては、それこそ、鶏と卵のどちらが先か?ということと同じで、一概には言えません。

本稿では深く触れませんが、実は「智慧と慈悲」と分けて考えていますが、実際には、同じものを違った側面から説明しているだけ、という理解もあります。

まとめ

5回にわたって「人生の意味と目的」について、解説させて頂きました。

結局のところ、

人生の意味=智慧の増進・深化

ということになりますし、

人生の目的=慈悲の実践

ということになります。

そして、

智慧×慈悲を最大化していくことが、あなたがどれだけ、あなたなりの最勝(さいしょう)の人生を創り上げていくことができるか?というキーポイントになっていきます

菩薩界へ還るために

「それでは、自分なりに、智慧×慈悲を最大化してみたい。そのためには、学びと学びを維持するための環境が大事なのではないか?」「そして、慈悲の実践のための場をどうやって作ってくのか?」という問題意識が出てくる方もいらっしゃるかと思います。

そのために、ネオ仏法では、中期・長期戦略として、「現代版サンガ」を作ってみたいと考えています。
*サンガ:もとは「集会」ほどの意味。仏教では、出家集団を指すことが多いが、広義では在家集団もカウントしても良いかと思います。

やはり、モチベーションの維持、継続的に学べる場、というのは本当に大事です。

一時期、その気になっても、やはり人間は日常生活のなかに埋没してしまいがちですからね。

ネオ仏法を学ぶ人が、サンガに集い、さらに、各人が講師のようなカタチで、(それはいろいろな形態があると思いますが)、智慧×慈悲の実践ができる場を整えられれば、と今、考えています。

「われこそは!」「私も参加してみたい!」と思われる方は、ぜひお声をかけてくださいね。

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